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最近ギターをまた少しだけいじり始めたんですよ

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そういうわけなので、ギターのお話したいんです。

僕が使っているギターはフェンダージャパンのジャガー。もうフェンダージャパンというブランドは無くなってしまいましたね。このギターを購入したのも、だいたい13年くらい前になるんじゃないでしょうか。一番古い写真だと2011年でした。熱心にバンド練習をしていた頃です。友達と社会人バンドを結成して、ステージに立てるほどの技量もありませんでしたが、皆、仕事が忙しい中時間を作っては練習して、帰りにご飯食べて。そんな青年期の青春があったんです。20代中盤くらいの頃でしょうか。時間も金もありました。当時は実家暮らしでもありましたし、何より女性関連のお付き合いが完全皆無だったので無駄に時間も金も余っていたんですよね。

このジャガーというギターはもうここで今更説明するまでもないと思います。他のレビューサイトやミュージシャンたちによって紹介し尽くされているものと思っていますので。自分が使ってどうとかそういう感覚的な部分や個人的な感想を書いていこうと思います。

ジャガーはサーフミュージック全盛期に設計されたギターで、いわゆる「テケテケ」と呼ばれる例のフレーズを弾くのに適していた?らしいです。実際どうか分かりませんが、60年代の流行が生んだ欠陥機種です。

何故欠陥機種と言い張るか。それはもちろん作りです。サドルから弦は落ちるし、サドルのイモネジは脱落するし、弦のテンションが低いからサドルが斜めなるときもあるし、アーミングをするとフローティングトレモロはすぐにチューニングを狂わせて元の位置に戻ろうはずもないし、ショートスケールだからサスティーンは死んでるし、良かれと思って取り付けたピックアップをコの字型に囲う金属部品ヨークもハウリングの元とか言われるし、メイン側のピックアップセレクターがスライドスイッチだから、フロントとかリアとか無視して事故で完全両方オフになったりすることも無くもないからね。

全部悪口ですね? じゃあ嫌いなんじゃないか。何故使っているんだ? となることでしょうが、嫌いなんじゃなくて、そういった部分を全部知ったから言えるんです。長年連れ添ってるからこそ分かることがあるんですよ。別に僕は上手っていう部類の人ではないですから「俺より詳しいやつなんかいねぇ!」みたいな危険思想は持ち合わせてません。そういう点も全部含めて不完全なジャガーが大好きなんですよ。不完全もこいつの一部だと思っています。だからこそ弱点を克服していくっていうのが楽しかったし、今では完成したと思えます。

ジャガーは前述の通り、弦に関する問題がほとんどですね。かいつまんで挙げれば弦の張力が弱いことと各機構に弱点を抱えているということ。逆にそれらを克服したら最高の相棒になり得ます。

ブリッジ周りの改善

チューニングが狂ったり弦がスクリュー型のサドルから脱落する問題が一番目立つと思う。そのため、弦を支えるサドルをムスタングのものに変更することで弦落ちを解消出来る。自分はフェンダーの部品での改造を重要視したので、互換部品で対応しました。

ただ、サドルを独立した高さに調整することが出来なくなる。もしもそこまでデリケートな調律を気にしているならフローティングトレモロは向いてません。と言ったらおしまいなので、高価な部品になるがマスタリーブリッジもおすすめしたい。自分は買わなかった。フェンダーが好き。他にもレスポールの部品を流用するカスタムもあるが、それはもうジャガーじゃなくてもいいんじゃないか?って思うし、ボディを木工しないといけないのも手間がかかるし、元の姿に戻れない改造でもある。勇気も無いし、面倒ごとが多いし、それだったら安価で純正パーツの流用で改良されれば御の字だと思った。

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